CROSSTALK座談会

産休・育休社員座談会

日本精機では、社員のライフイベントを応援する制度を充実させています。
育児休業については、女性社員のほぼ全員が復職。第2子・第3子の育児休業を取得する社員も多く、男性社員の取得も増えてきました。この座談会では育児休業取得中の女性社員に、育休を取る前の準備や復帰後の目標、周囲のサポートなどについて語ってもらいました。

  • Profile
    経営戦略に関わる企画や調査を担当。売上予測や市場マーケティング、展示会の運営などに携わる。2017年2月から産休を取得し、3月に第1子を出産。
    飯田 綾子
    営業技術部 営業技術
    アシスタントマネジャー
    1998年入社
  • Profile
    10~20年後を見据えた、将来のインパネコンセプトメイキング/システム提案/技術開発を担当。
    ニーズ調査後、芽の有りそうなモノを開発テーマUP、開発推進後、それを用いたPR活動まで携わる。
    2017年1月から産休を取得し、3月に第1子を出産。
    石川 輝子
    第1開発部 開発3
    アシスタントマネジャー
    1998年入社

Q.1産休・育休に入る上で
不安はありませんでしたか?

飯田
子供を授かる前から「もし産休・育休を取ることになった場合、お休み前後も含めて1年以上のブランクができてしまうことになり、仕事の面でマイナスになるのでは。また産後の仕事はどうなるのか、家庭と仕事の両立がうまくできるのか。」などの漠然とした不安はありました。
いざ自分がその立場になり、やはり不安がなかったわけではありませんが、周りの先輩ママ社員が皆さん復帰し活躍している姿を見て、私もむしろこれを機に新たなステージへの切り替えチャンスと割り切って、上司にお休みの取得をお願いしました。
石川
私も、漠然と不安がありました。
アシスタントマネジャーやテーマリーダーとして責任ある仕事を任され、やりがいを感じていた時でしたし、1年以上も職場から離れることで、今まで積み重ねてきたスキルや信頼関係などがリセットされてしまうのではないかと。
けれど今回、目まぐるしく過ごしてきた歳月を振り返ったり、ビジネスパーソンとして自分がどうありたいかをじっくり見つめなおすことができたので、仕事と子育てを両立しながら更に高いモチベーションを持ってキャリアを積んでいきたい!と改めて思えるようになったんですよね。
長期に渡り仕事から離れ迷惑をかける立場で言えることなのだろうかと悩みましたが、正直な気持ちを上司へ相談したところ、復職後にキャリアアップの機会を無くさない環境の提案など親身になって考えてくださり、おかげでお休みに入る前に不安は軽減されました。とても有難くうれしかったです。

Q.2育休の取得、
時短制度の利用のしやすさについて

石川
ここ数年間で、長期に渡り育休を取得する方や時短勤務をする方が増えてきたように思います。
妊娠が分かった時点で体調に応じた働き方サポート、お休みまでの引継ぎや業務調整、
そして復帰後の状況を考慮した育休中の業務配分/人員調整など、各部署で親身な対応をしてくださると先輩ママ社員から聞いていたので、上司に制度利用の相談をしやすかったです。
飯田
そうですね。私も、職場に迷惑をかけることになり申し訳ない思いはありましたが、制度の利用をお願いするにあたって、しづらいということはなかったです。復帰後の時短勤務については、お休みに入る前の段階で上司に相談し、希望する旨を伝えました。
先輩ママ社員には、時短制度を利用して短時間でしっかりパフォーマンスを上げている社員も多くいますので、私も制度を活用しながら仕事と家庭をうまく両立できればと考えています。
石川
産休/育休/時短勤務という制度はとてもありがたいことですよね。

Q.3妊娠中の勤務期間には
どのようなサポートがありましたか?
またお休みに入る準備は
どのように進めましたか?

石川
私は少しつわりがあったので、妊娠が分かった時点で上司とグループメンバーには伝え、体調が悪い時には早退やお休みを頂くこともありました。
飯田
私は体調は比較的安定していましたが、妊娠の報告をしてから、残業や出張は控えさせてもらうなど、上司やグループメンバーから配慮、調整してもらって大変助かりました。
石川
うんうん。出張を控えるなど、体に負担がかかる業務を調整し配慮してもらったことは、とてもありがたかったです。
お休みに入る準備としては、早めに引継ぎを開始しました。若手メンバーが多いグループで、私が抜けた後は各自未経験の開発リーダーとなり、テーマを推進することになったため仕事の引継ぎはもちろんのこと、各メンバーの心の準備期間も必要だと感じ、早めの報告と引継ぎを実施したんです。
飯田さんはどのくらいでメンバーに報告したのですか?
飯田
私は、確か妊娠3~4ヶ月で上司に話しました。安定期に入る前ではあったけど、いつ体調が悪くなって休むか分からないし、先の予定や引継ぎに支障が出ると困るなと思ったので。
石川
私もそれくらいです。休みに入るまでって、意外と時間がないですよね。
逆算すると引継ぎ期間も3~4ヶ月しかなくてびっくりしました。
あんまり早く言いたくない人もいるのだろうけども、上司だけにでも伝えておいたほうがいいのかなと思います。皆さんの協力がなければ、長期のお休みなんて頂けないですからね。
飯田
やはり周囲には早めに報告して、理解を得ることが大切だと思います。部署のみんなからは「おめでとう」と言ってもらえて、色々と配慮してもらいました。そのおかげで、自分自身も産休・育休に向けて引継ぎをしたり、仕事をまとめたりという準備を少しずつ進めることができました。
石川
お休みの間は多くの方々よりサポート頂くことになりますからね。
長期不在は少なからず迷惑をかけることですので決して自己本位で権利を主張するのではなく、感謝の気持ちを忘れてはいけないと改めて感じています。
まずは、自分がいないことで周りに迷惑をかけないよう、しっかりと引継ぎすることを心がけました。私に限らず育休を取得する方は、先を見通して準備をしていると思います。
飯田
長く働ける環境を会社が整えてくれているので、復帰しやすいように引継ぎをすることは私たちの仕事ですよね。
石川
それから準備の一つとして、目指したい自分のビジョンを上司にしっかりと伝え話し合うことです。
「育児中だから」「時短中だから」と想いを伝えることを躊躇しがちですが、時間的な制約がある時期だからこそ、「これからどう働いていきたいか」を明確に伝えることが大切ですし、上司とコミュニケーションを図りお互いの想いを理解することは、仕事と家庭の両立する環境を整える重要な一歩かと思います。

Q.4育休中、
仕事への心配事はないですか?

石川
みんなに任せたので、信じています。それに育休中はどうこう言える立場じゃないですし。たまに連絡を取り合い状況は聞いていますが、私がいなくてもテーマは前進していると聞いてます。
少しさみしい気はしますが、心配はしていません。
飯田
担当が変わることで新しいアイディアが出たり工夫ができたり、ということがあると思うので、むしろそこに期待しています。職場の様子は気になりますが、時々会社のメンバーとランチやお茶に行って話を聞くと、各テーマとも工夫改善しながら進んでいるようなので、心配なくお任せしています。

Q.5「仕事したいなー」と
思うことはないですか?

石川
出産後しばらくしてから、「外に出たい」「人に会いたい」「社会と関わりたい」と思ったことがありました。そういう時に限って、会社の方から連絡が来るんですよね。(笑)
その時は「会社に行って仕事したいなー」とも思いましたが、現時点では完全に「子育て頑張ろう!」というモードになっています。
飯田
復帰するという前提があるからですが、今は子供と一緒にいられる時間をたっぷりと味わいたいです。仕事から完全に離れることでいったんリセットして、復帰後また新たに頑張ろうという心づもりでいます。
石川
私も、今は子育てに集中し、復帰した後は一から新しいことにもチャレンジしていこうと割り切れるようになりました。復帰後は仕事内容が変わるかもしれないので、完全に頭を切り替えようと考えています。

Q.6復帰してからの
目標はありますか?

石川
世の中の流れを読んで、自分で考えた新しいものを作り世界に発信していきたいという目標は、以前から変わっていません。復帰後も自分が提案した製品が世に出るように頑張りたいですね。
子供に「これはお母さんが作ったんだよ」と言えるといいなと思います。
もう一つ、開発系の人材を育てたいという目標があります。チームに所属するメンバーが自己の個性を活かしながら組織の目標を達成し、個の成長、組織の成長の両立ができるようにすることです。そのためには今やっている仕事の意義を共有して、そのビジョンへ向けて主体的に仕事に取り組めるようなメンバーを増やしていきたいです。そして今まで開発者として培ってきたものを伝えていけたらいいなと思っています。
飯田
もともと自分らしく仕事をしたいという目標をずっと持っていて、それは子供が生まれてからも変わりません。それに加えて、「働く母の背中を見せたい!」と思うようになり、仕事を通じて成長していきたいという想いが更に強まりました。
時間的な面ではこれまでより仕事と家庭の両立が大変になると思いますが、その分、広い目線でより中身の濃い仕事ができるよう取り組んでいきたいと思います。
また、自分自身が働く親になったことで、これから増えるであろう同じ環境下の社員のサポートも積極的に行っていきたいです。
周囲と協力しながら、より働きやすい会社になるよう貢献していければと思います。

Q.7日本精機では
男性の育休取得者も増えていますが、
どのように感じていますか?

飯田
私の主人も日本精機の社員で、2週間ほど育休を取得しました。私は里帰り出産だったのでこちらに戻ってくる時に休みを取ってもらって、非常に良かったです。生活スタイルが大きく変わるタイミングで、子供と向き合ったり世話をすることの大変さを体験してもらって、すごくいい機会になりました。仕事をせずに子供と一緒にいる経験はなかなかできないので、他の男性社員にもぜひ取ってもらいたいと思います。
石川
うちの主人はグループ会社勤務です。ちょうど仕事が忙しい時期と重なってしまいましたが、上司の方と相談して何か緊急対応があれば会社に行くつもりで育休ではなく有休を取得してくれました。
体に大きな負担がかかる出産の後、育児は休むことなくスタートします。産後1ヶ月間はほとんど動けないので、家事全般をやってもらいましたが、家にいてくれて精神的にも肉体的にも大変助かりました。権利とはいえ、業務の忙しい中、長期に渡りお休みを頂いたこと、とても感謝しています。

最後に学生の皆さんへの
メッセージをお願いします。

飯田
日本精機は福利厚生が充実し、ワーク・ライフ・バランスの面でも魅力的な会社だと思います。それに加えて、日本国内に限らず海外と関わる仕事ができるのもポイントです。私は入社以来いくつかの職場を経験しましたが、いずれの職場でも海外子会社と協力体制をとり、日常的なやり取りの他に受入指導をしたり私が出張に出向いたりと、様々な経験をさせてもらっています。自然豊かな環境や、通勤ラッシュがないといった地方ならではのメリットもありつつ、ワールドワイドな仕事ができる機会もあります。皆さんの入社をお待ちしています。
石川
私も、地方にいながらワールドワイドで仕事ができることが強みだと思います。
先駆けた開発品の提案や信頼性の高い製品を提供するために、各所一丸となって取り組んでいるので、日本だけでなく世界の方々との多種多様な働き方を常に意識することになりそれに適った制度や労働環境が整っています。
育休や時短勤務もその一つで、子供を産んでからも働きたい/育児も仕事にも力を入れたいなど、社員が仕事と生活(家庭)を両立しやすいよう配慮頂いています。
年齢や性別に関係なく、自分が頑張ればそれに見合ったチャンスが与えられる会社です。
未来に向けた製品を一緒に作っていきましょう!
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