エアコンなどの空調機用リモコンや、複合機（コピー機）用の操作パネルなどに搭載されるプリント基板の電子回路設計業務を担当しています。顧客からの製品仕様の情報を元に、必要な回路を検討し、検証や評価を経て、最終的には製品を量産するための図面に落とし込みます。私はアシスタントマネージャーとして、グループメンバーへの指示やチェック、アドバイスなどを通じて、確かな品質の製品を作れるように努めています。苦労を感じるのは、設計から量産立ち上げまでの期間が短い点。限られた時間の中で最善の対応ができるように考えて、仕事を進めていきます。自分が携わった製品が販売され、店頭やテレビCMで見かけると達成感を感じます。

日本精機に入社したのは、ものづくりに携われる会社であり、なおかつ地元企業だったため。会社説明会では就活生に甘い言葉ばかり聞かせるのではなく、多少の厳しさも感じさせる内容で、むしろ「信用できる会社だな」と感じたことを覚えています。アシスタントマネージャーになった現在、一人の担当者だった頃とは役割が変わりました。自分のスキルアップだけではなく、組織として仕事の進め方や効率的な取り組み方を考えていかなくては、顧客からの要求に応え、良い提案をしていくことはできません。チームとしてレベルアップができるように、メンバー個々の成長をサポートしながら、良い環境づくりにも取り組んでいくことが現在の目標です。