ニュースリリース
2009.05.11

メルセデス・ベンツ用の有機ELディスプレイの量産開始

ニュースリリース

メルセデス・ベンツ用の有機ELディスプレイの量産開始

日本精機株式会社(本社:新潟県長岡市、社長:永井正二)は、2009年5月より、ダイムラー社の新型「メルセデス・ベンツEクラス」用有機ELディスプ レイの本格量産を開始致しました。当社では2008年10月から生産を始めておりますが、新型ベンツEクラスが  2009年3月末に発売されたことを受 け、このたび本格的な量産体制に入りました。

今回、本格量産を開始した有機ELディスプレイは、メルセデス・ベンツEクラスのエアコン操作部に搭載される、モノカラー・フルドットタイプの白色有機 ELです。有機ELディスプレイは、高視認性、広視野角、高速応答性という特長を有しています。車載用途では特に高い信頼性が求められますが、当社製品が その信頼性を実現することから、今回の新型ベンツEクラスへの採用となりました。

当社ではすでに、2004年から車載計器用有機ELディスプレイの量産を開始しており、ゼネラル・モーターズ社「コルベット」、クライスラー社「グランド チェロキー」の計器に当社の有機ELディスプレイが採用されています。さらに、2008年からは、ヤマハ発動機株式会社の二輪車「VMAX」の計器にも採 用され、多くの顧客メーカより高い信頼を得ています。

当社での車載用有機ELディスプレイの累計生産数は170万個を超え、世界No.1の実績を有しています。今回、新型ベンツEクラスのエアコン操作表示部に採用されたことで、当社の有機ELディスプレイの車載用途への採用が、今後さらに拡大していくものと期待しています。

当社では、有機ELディスプレイを、当社の主力製品である車載用計器や家電・OA機器用操作パネルの高付加価値化のキーデバイスとして位置付けておりま す。今後、有機ELディスプレイの、更なる商品力強化のための開発を図り、車載用途および民生用途への受注活動を拡大して、ディスプレイ事業のさらなる成 長を目指してまいります。

以上