中国における二輪計器事業を再編・強化
ニュースリリース
中国における二輪計器事業を再編・強化 「常州日精」を完全子会社化 |
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日本精機株式会社(本社:新潟県長岡市、社長:永井正二)は、中国において二輪車用計器部品の製造を手掛ける「常州日精儀器有限公司」(江蘇省常州市)を、7月20日に完全子会社化いたしました。 これまで、当社海外現地法人の「台湾日精儀器股份有限公司」(台湾 基隆市)を通じて、間接的に常州日精を80%支配していた形態から、今後、当社が直接100%出資・支配する形態となります。 完全子会社化した目的は、成長を続ける中国および新興国を中心としたグローバルの二輪車市場において競争力を強化し、当社グループの二輪車用計器のシェアを拡大することにあります。 当社は、子会社である台湾日精を通じて、1997年より常州日精を設立。二輪および四輪車用計器・部品の製造・販売を行ってまいりました。このたび、拡大を続ける新興国マーケットにおいて、計器シェアを拡大するためには、グローバル拠点の再編・強化が必要と判断し、その一環として、常州日精を直接支配の100%子会社化いたしました。 今後、常州日精を、当社グループにおける二輪車用計器主要部品のグローバル生産拠点として位置付け、中国・アセアン・南米の製造拠点に部品供給を行います。また、二輪車用計器部品に製造特化することで更なるコストダウンを推し進めます。グローバル二輪車用計器事業の拡大を進める当社グループにとって、迅速な経営を行い、QCD(品質・コスト・納期)を完全にコントロールするためには、常州日精の完全子会社化が不可欠であると判断いたしました。また、二輪車用計器主要部品のグローバル生産拠点として位置付けるにあたり、設備増強も合わせて行ってまいります。 当社はこれまで、成長著しい新興国市場における二輪車用計器の競争力強化、生産・販売体制を拡充すべく、2004年に二輪車用計器を手掛ける中国ローカル企業の「慈渓市政通電子有限公司」(現・浙江日精儀器有限公司)(浙江省慈渓市)に出資し、2009年には完全子会社化いたしました。また、2008年には、台湾日精の出資比率を49%から80%に高め、経営を主導しております。このたび、常州日精を完全子会社化したことで、グローバルの拠点再編・強化を更に進めてまいります。 当社グループでは二輪車用計器の世界シェアを、現在の31%から40%へと拡大すべく、グローバルでの受注活動強化と設計・生産体制の拡充を展開しております。今回の中国での再編を機に、二輪車用計器事業のより一層の拡大を図ってまいります。 |
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<常州日精の概要>
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以 上 |