News Release
2021.05.27

Visualization of air environment / Development of CO2 concentration measuring device

主力事業である車載計器と民生商品で培った技術を応用して、空気環境(換気の目安)を可視化するCO2濃度測定器を開発いたしました。

昨年、厚生労働省より、新型コロナウイルスの集団感染発生リスク回避のための、空気環境基準として 「CO2濃度1,000ppm以下」 が提示されました。飲食店・ホテルなどのサービス業を始め、公共施設やオフィスなど、人が大勢集まる様々な場所で3密対策の一つである 「換気」への対応が求められています。その一方で、対策を行う店舗や施設では 「換気のタイミングが分からない」、「空気環境に配慮している取り組みを伝えにくい」 といった課題があります。

当社は、コロナ禍に於いて、新しい生活様式への変化が求められている中で、「安心・安全」 を提案、提供できないかという想いから、保有する技術の活用によりCO2濃度測定器を開発するに至りました。空気環境を、当社の光学技術を活用して表現する際に、インテリアとの親和性のある光となるように設計(デザイン)したことで、生活空間に溶け込むかたちで利用者の皆様に、安心・安全への対策を図って頂けるようにしております。又、エアコンを多用する夏季・冬季においては、過度な換気の抑制など、省エネルギーの観点からも効果が促されることを期待しております。本開発品は、飲食店や官公庁など、様々なユーザーに使用していただき市場調査を行ったのち、2021年8月の発売を予定しています。

日本精機グループは、一日も早く新型コロナウイルスの感染拡大が終息し、復興に向けた活動が進展することを願い、当社グループとしてできる事に一つひとつ取り組んでまいります。当社グループは、コロナ禍においても、様々な事業を通じ社会的課題を解決できるよう、引き続き推進してまいります。

<開発品>

<仕様>

<お問い合わせ先>

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