ニュースリリース
2022.09.13

長岡造形大学生によるアイデア プレゼンテーション発表会/長岡造形大学と日本精機の産学連携・地域協創授業の集大成 ~学生たちが、斬新な発想とデザインの知見を活かして、家庭内ツール・アイデアを発表

 公立大学法人 長岡造形大学(所在地:新潟県長岡市、学長:馬場省吾)と日本精機株式会社は、2022年5月から9月にかけて産学連携による地域協創授業の取り組みを進め、9月13日、その集大成となる学生のアイデアプレゼンテーション発表会を長岡造形大学に於いて執り行いました。

【産学連携授業・地域協創の狙い】
『日常用品のデザイン提案(家庭内での情報可視化の試み)』と題し、“見えないものを 見えるように”日常の家庭内で使用する道具のデザインを提案。真壁准教授のもとで、日本精機・民生ビジネス本部から「センシング技術」を学び、受講学生がアイデア・デザイン提案を行いました。

長岡造形大学が持つ幅広いデザインに纏わる知見と、学生の斬新な発想/着想/アイデアが活用されることによって、ニーズ発の具体的な製品化へのストーリーが導き出されることを期待すると共に、学生としては、地域企業との連携で自身のアイデアを世の中に発信する機会/チャンスとなり、ビジネス的な視点を授業において身に付けながら、想いをカタチにするスキルの習得ができました。

【授業日程】
・5月~6月:ガイダンス・レクチャー(日本精機の技術・製品説明)~ブレインストーミング・アイデア発案
・7月~8月:アイデア発案・制作、アイデアプレゼンテーション準備
・9月:アイデアプレゼンテーション発表会 準備、本番当日(9/13)

【プレゼンテーション発表会 概要】
・受講した7名の学生が、各々考案したアイデア(道具)のプレゼンテーションを行いました。
・当日は、これまで授業に携わった 長岡造形大学の真壁准教授、平原准教授、森本准教授、日本精機・民生ビジネス本部の代表2名:宮澤本部長、児玉アシスタントマネジャーがそれぞれ寸評をしました。
・学生のアイデアは、日本精機社内に於いても、改めて具現化(製品化)の可能性を検討します。


写真:プレゼンテーションの様子

【アイデアの一例】
『植木鉢を使った水分計の応用』~初めて植物を育てる子どものために・・・子どもの“やさしい心”も育成(写真 上 プレゼンより)

【総評】
■長岡造形大学:真壁友 視覚デザイン学科 准教授 コメント
 このプレゼンテーションを以って、授業は終了となります。しかし、ここから自身のアイデアを突っ込んで検討して、面白い具現化に展開させることも期待していますし、わたしたちも(日本精機も)サポートできると思います。自主製作、技術的相談などしつつ、これからの学びに繋げてください。今回の授業、おつかれさまでした。

■日本精機:宮澤泰人 民生ビジネス本部長コメント
 「暮らしの中の見えないものを見える化」するテーマで、気づき・アイデア・発想から構想、具現化のための手段までを纏める過程で、様々な学びの経験を積むことができたと思っています。
 短い期間でしたか、皆さんの取り組み姿勢、発想の意外性や柔軟さから刺激を受け、わたしたち・日本精機にとっても非常に良い機会、経験になりました。近い将来、学生の皆さんが ものづくりに関わるときに、今回の授業で得たことを少しでも思い出して、役立てて頂ければと思っています。このたびの授業、ありがとうございました。


授業を担当した真壁准教授

修了証と記念品を贈呈(宮澤本部長から学生の方々へ)

宮澤本部長からの総評

授業に携わった皆さんで集合写真(学生の手には「修了証」)

 日本精機グループは、更なる持続的成長を遂げていく為に、“マーケットイン”の考え方をもち、未来の環境変化・ニーズを見据えアイデアの具現化を志向してまいります。併せて、ESG(環境・社会・企業統治)活動の一環として、地域社会への貢献・人づくり活動にも取り組んでまいります。そして、わたしたち日本精機グループで働く従業員が、志(モチベーション)を高く抱き、自らの成長を実感する活動/イノベーションができるよう取り組んでまいります。

【関連ニュースリリース】
日本精機株式会社|ニュース|長岡造形大学と日本精機が、産学連携授業による地域協創 ~長岡造形大のデザインの知見を活かし、学生の斬新な発想を、家庭内ツールに製品転換! (nippon-seiki.co.jp)

日本精機株式会社|ニュース|長岡造形大学との産学連携授業がスタート ~新聞報道記事で紹介されました (nippon-seiki.co.jp)