お知らせ
2023.09.02

NS・コンピュータサービス『岩手センター』開所式を行いました ~地域社会の期待を胸に、船出

当社の連結子会社である、株式会社NS・コンピュータサービスは、岩手県盛岡市において、車載向けメーターのソフトウェア設計拠点『岩手センター』を、9月1日に開所し、同日、開所式典を執り行いました。

【岩手センター開所式・テープカット】

開所式では、岩手県知事 達増拓也様(代読:岩手県 商工労働観光部 ものづくり自動車産業振興室 課長 藤原賢悦様)、盛岡市長 谷藤裕明様(代読:盛岡市 商工労働部 部長 赤坂国彦様)から祝辞を賜りました。また、NS・コンピュータサービス 佐々木修社長、当社・日本精機 佐藤浩一 社長も式典に出席し、開所にあたって祝意と共に激励のメッセージを述べられました。

【岩手県 達増知事・祝辞】(要約)

 岩手センターが開所されましたことを、心からお祝い申し上げます。岩手県への進出は、NS・コンピュータサービス・日本精機の皆様のご尽力の賜物と心より敬意を表します。
 岩手センターでは、高品質な液晶メーターのソフトウェア開発等を予定と伺っており、県として、一層の技術の向上と県央地域のIT関連産業の活性化に大きく寄与するものと捉えています。人材育成では、多彩な研修による社員スキルアップ支援とともに、社員が男女の区別なく個性と能力を十分に発揮できる環境整備を行うため、様々な施策を実施、又 UIJターンの取組みにも積極参画を頂いております。県は、人口減少対策を最優先課題とし、UIターン促進、子育てと仕事の両立などを通じ、男女が共に活躍する環境づくりに取り組んでいます。
 このような中、NS・コンピュータサービス様の盛岡市への拠点開設は、女性や若者の仕事定着、UIターンによる移住定住など、まさに地域課題解決に貢献頂けるものと大いに期待しております。盛岡市と連携し、人材育成、確保など最大限のお手伝いをして参ります。

【盛岡市 谷藤市長 祝辞】(要約)

 NS・コンピュータサービス様、岩手センター竣工および開所式にあたり、心よりお祝い申し上げます。
 このたびの操業開始は、盛岡地域の雇用拡大と産業活性化が促進され、盛岡市にとって何よりの朗報とともに、県の基幹産業である自動車関連産業の集積と高度化に一層の弾みがつくものと認識しています。
 NS・コンピュータサービス様は、ソフトウェア・ハードウェア製品設計のリーディングカンパニーとして「地域未来牽引企業」に選定の他、ニーズに合わせた独自の民間・公共向けソリューション開発に取組まれるなど、盛岡市が掲げるIT産業振興戦略の推進に貢献頂けると期待しております。又、雇用面でも、将来 約30名の新規採用計画と伺っています。盛岡市はもとより岩手県の雇用拡大に寄与し、当地域から輩出される優秀な高度理系人材の地元定着が図れるものと期待しております。盛岡市としては、人材確保、域内研究機関、企業とのネットワーク構築など出来る限りの支援を行いますので、盛岡に根ざした企業として、尚一層業界の牽引役となられることを期待申し上げます。

【NS・コンピュータサービス 佐々木社長メッセージ】(要約)

 岩手センターは、メーターのソフト設計・開発を担う拠点として開設しました。メーターの複雑化に伴いIT人材不足は顕著なものがあります。IT企業において、財産は人であり、当社も社是として「顧客の満足と社員の幸せを実現するために業界No.1に挑戦する」を掲げています。社員が幸せになることを考え、この岩手センターも、広い共有スペースを設け、コミュニケーションを積極的に取れる環境を目指しています。仕事で悩んだとき、仲間同士助け合い、励まし合いながら働ける、そんな仕事場になればとの想いです。
 又、職業価値としての、幸せという観点についてです。メーターは自動車に乗る人であれば、必ず目にするものです。わたしもメーター開発に携わり、苦労して作り上げたメーターが自動車のカタログに掲載された時、実際に使っている人を目にした時は、達成感がありました。世の中に役に立っているということが実感できる、この仕事だから味わえる この幸せを より多くの人に仲間になって頂いて、一緒に実感していけたらと思います。

【日本精機 佐藤社長 メッセージ】(要約)

 岩手センター設立に、ご尽力して頂いた地元の関係者様、NS・コンピュータサービスの方々、本当にご苦労様でした。そして、ありがとうございました。多くの方々のおかげで開所を迎えたこと、本当におめでとうございます。
 自動車産業は、“CASE”と呼ばれる100年に一度の変革期と言われています。それらは、コネクテッド・自動運転・シェアード・電動化ですが、どれをとっても自動車メーカーにとっては多大な開発・設計力を要します。メーターやヘッドアップディスプレイ(HUD)もクルマの進化に合わせて機能が複雑化して、これまで以上に設計工数が必要とされます。自動車メーカーは、開発能力の高いサプライヤーにしかメーターやHUDの仕事を発注しない構図となり、日本精機グループは、それら仕事を担っています。そして、設計リソースの約9割を占めるのがシステム・ソフト系です。この岩手センターを立ち上げ、更に拡大して設計キャパシティーを増やすことが、業績拡大の鍵と言っても過言ではありません。
 我々も、岩手センターの成功に努力しますので、更なる拡大に向けて皆様から益々のご協力を頂けますよう、お願い申し上げます。

【岩手センター開所式・参加者集合写真】

前列左から NS佐藤社長、NSCS佐々木社長、岩手県 商工労働観光部 藤原様、盛岡市 商工労働部 赤坂様

【関連ニュースLink】
日本精機株式会社|ニュース|NS・コンピュータサービス、岩手県盛岡市に『岩手センター』を開所 ~次世代車載メーターのソフトウェア設計拠点とし、次世代を担う設計エンジニアの育成も (nippon-seiki.co.jp)