お知らせ
2025.07.08

三条市立大学と産学連携の寄附講座を開始/選抜学生へ奨学生認定式

当社・日本精機株式会社と三条市立大学(三条市上須頃5002番地5)は、産学連携でイノベーションを目指す寄附講座「NS POCプログラム」を開始し、7月2日、同大学において選抜学生へ奨学生認定式を実施しました。

▼前列:奨学生認定証を手にする学生たち、後列左:三条市立大学 アハメド・シャハリアル理事長、後列右:当社会長 佐藤浩一

この寄附講座は、当社の技術開発におけるノウハウと三条市立大学の実学重視のカリキュラムを融合させ、イノベーションの創出を目指すプログラムです。今年1月に締結した「イノベーションの創出に関する連携協定」に基づき、当社からの寄附金によって開設・運営されます。
講座の中では、当社社員による特別講義や、学内での技術展示・社員と学生の交流に向けたイベント「Tech MEET UP」に加え、学生のクリエイティブなアイデアで当社の製品・技術に新たな用途を生み出すPOC(Proof of Concept/技術の概念実証)研究を実施していきます。

2日の認定式では、このPOC研究を卒業研究とする予定の四年生2名に、当社会長・佐藤が奨学金認定証を手渡し、「大学で学んだ知識を活かしながら、日本精機の技術も学び、学生ならではの視点でのアイデア出しや積極的な活動をしてほしい」と激励の言葉を述べました。また、三条市立大学のシャハリアル理事長は、「日本精機との出会いによって産学連携のPOCプログラムを実現できたことを大変喜ばしく思う。これをスタートとして、世の中の模範となるよう取り組みを進めていきたい」とご挨拶されました。

このほか、同日行われた初めての特別講義では、当社の技術開発本部の社員が登壇し、当社製品の「建設機械ガイダンスシステムHolfee(ホルフィー)」を事例として、製品の企画開発から製品発売までのさまざまな施策や課題について説明を行いました。参加した学生たちは、実際のビジネスの現場の体験や、そこから学んだ新たな視点、異業種コミュニケーションの重要性などに熱心に聞き入っていました。

わたしたち日本精機グループは、安心と感動に満ちた世界と未来を実現するため、これからも新たな価値創造の事業機会やイノベーションの更なる創出を目指し、社会に貢献していきます。そして、SDGs・ESG(環境・社会・企業統治)の分野において地域社会への貢献・人づくり活動に取り組み、様々な事業を通じて社会課題の解決に努めるとともに、地域に親しまれる企業として地域の活性化に貢献してまいります。


【参考リンク】
三条市立大学ウェブサイト「日本精機の寄附講座「NS POCプログラム」始動!選抜学生への奨学生認定式を行いました」
日本精機株式会社|ニュース|三条市立大学×日本精機「イノベーションの創出に関する連携協定」を締結
日本精機株式会社|ニュース|三条市立大学×日本精機、連携に向けた交流イベントを実施/『Tech MEET UP』