ニュースリリース
2025.12.18

日本精機のヘッドアップディスプレイ、トヨタ自動車に初採用 新型RAV4に『スロープ表示』のHUD搭載開始 / 世界シェア1位の技術で安全運転に貢献

日本精機株式会社(本社:新潟県長岡市、代表取締役社長:永野恵一、以下「当社」)のヘッドアップディスプレイ(以下「HUD」)が、トヨタ自動車株式会社(以下「トヨタ」)のSUV・新型『RAV4』に搭載されます。 当社のHUDがトヨタに採用されたのは、今回が初めてです。


▲左:RAV4(プロトタイプ)/画像提供:トヨタ、右上:HUD表示イメージ、右下:HUD表示画像
※車体の画像は2025年5月発表時点のものです。

HUDは、自動車のフロントガラスに速度・ナビゲーション情報などを投影するシステムです。当社は30年以上にわたってHUDの開発・製造を手掛けており、世界シェア1位(約3割)の支持と高い技術力、信頼性を有しています。

今回、日本で発売される新型RAV4には、『スロープ表示』のHUDがグレードに応じて標準搭載されます。ナビゲーション案内や歩行者・車両情報などを、従来の平面的な表示のHUDと比べ、奥行き感を持って表示できることが特長で、ドライバーの視認負荷を軽減し、必要な情報を直感的かつわかりやすく認識できるようにすることで、より安全な運転に貢献します。



▲スロープ表示 イメージ(運転者の視線の先 数メートルに奥行のある虚像を表示)

■当社のHUDの特色
・目の疲れの要因の一つでもある歪みや二重像の少ない高い表示品質
 光学設計技術・ノウハウの応用や、主要部品(凹面鏡)の内製・精密製造により、歪みや二重像を抑制した鮮明な表示を実現しています。
・直感的な視認性を高めるスロープ表示
 情報を傾斜面(スロープ状)に遠近距離感を持って表現することで、ドライバーにとって、従来のHUDと比較して、より直観的に認知しやすい表示を行います。当社が培った光学設計と量産技術によって実現した奥行きのある表示が、新しい運転体験を提供します。

当社は、技術によって世界の人々に安心・安全、そして、感動を提供することを目指し、今後もこのスロープ表示のHUDをはじめとする技術の開発や、HUDの普及による交通事故の低減・防止に取り組んでまいります。

【会社概要】
・社名:日本精機株式会社
・所在地:新潟県長岡市東蔵王2丁目2-34
・設立:1946年(昭和21年)12月24日
・会社HP:https://www.nippon-seiki.co.jp/
・事業内容:四輪車用・二輪車用・汎用計器類、OA・情報機器操作パネル、空調・住設機器コントローラー、高密度実装基板EMS等の製造、販売、他