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2010.03.30

日産自動車向けに初めて四輪車用計器を納入開始

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日産自動車向けに初めて四輪車用計器を納入開始

日本精機株式会社(本社:新潟県長岡市、社長:永井正二)の連結子会社で、タイにおいて四輪車用計器等の生産・販売を手掛ける「タイ・ニッポンセイキ社」が今年3月より日産自動車株式会社のタイ現地法人「タイ日産自動車会社」へ四輪車用計器の納入を開始しました。

当社グループの日産自動車向けの取引としては、フォークリフト用コントロールパネルでは従来から納入実績がございますが、四輪車用計器では今回が初めてとなります。

今回納入を開始した計器は、先頃、日産自動車がタイにて生産・販売を開始した新型「マーチ(マイクラ)」用の計器です。新型「マーチ(マイクラ)」は、日産自動車が世界的戦略車として位置付けて開発・生産・販売するグローバルコンパクトカーです。

当社グループでは、新型「マーチ(マイクラ)」用計器を世界3拠点で生産する計画です。今回のタイのほか、今後はインド、中国のグループ会社でも生産を開始し、日産自動車の各現地法人に納入してまいります。

当社グループでは、四輪車用計器の生産を、日本を含めて世界10拠点で展開しております。各拠点は日本のマザー工場と同様の高い生産品質を実現しており、各自動車メーカーの世界各地の生産工場に対し、同一の品質で生産・納入できる体制を構築しております。

今回の日産自動車タイ現地法人への納入開始により、当社グループは、四輪車用計器においてトラックメーカーを除くすべての日系自動車メーカーと取引を行うこととなりました。

当社グループでは四輪車用計器の世界シェアを、現行の11%から15%へと拡大すべく、グローバルでの受注活動強化と設計・生産体制の拡充を展開しております。今回の日産自動車に対する四輪車用計器の参入を機に、車載用計器事業のより一層の拡大を図ってまいります。

 

以  上
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2010.03.17

低消費電力有機ELディスプレイの開発に成功消費電力を75%低減

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低消費電力有機ELディスプレイの開発に成功消費電力を75%低減

日本精機株式会社(本社:新潟県長岡市、社長:永井正二)は、電池寿命向上や待機電力低減に対応できる低消費電力有機ELディスプレイの開発に成功しまし た。2010年3月よりサンプル出荷を開始します。有機ELディスプレイは、高コントラスト、広視野角、高速応答といった高い視認性を有しています。この ため、車載計器や家電製品、携帯機器など幅広い製品に採用されています。

携帯電話、音楽プレーヤー、ワイヤレスPC機器などの電池駆動機器では、この高視認性に加え、電池寿命や充電後の稼働時間を向上させるための低消費電力が求められます。
また近年では、電源駆動である家電品・オーディオなどでも環境に配慮した待機電力低減を実現できる、低消費電力の有機ELディスプレイへの要求が高まってきています。

当社が開発した有機ELディスプレイは、低消費電力モノカラー・パッシブマトリクスタイプの新型グリーン有機ELディスプレイです。新型グリーン有機EL ディスプレイでは従来の白色有機ELディスプレイに比べ、ほぼ同じ視認性で消費電力を75%低減することが可能です。たとえば、携帯機器などに用いられる パッシブマトリクス0.8インチ有機ELディスプレイで、通常のコンテンツを表示させた場合の消費電力を 5 mW以下とすることが可能となります。

当社では、有機ELディスプレイを、当社の主力製品である車載用計器や家電・OA機器用操作パネルの高付加価値化のキーデバイスとして位置付けておりま す。2004年から車載計器用をはじめとし、携帯電話や音楽機器、産業機器、PC関連機器など幅広い分野に有機ELディスプレイを供給しており、その高信 頼性と高視認性とで多くの顧客メーカより高い信頼を得ています。

今回、低消費電力グリーン有機ELディスプレイの開発に成功したことで、当社の有機ELディスプレイの携帯機器や省電力機器用途への採用が、今後さらに拡 大していくものと期待しています。 今後は低消費電力製品シリーズ品として拡充を図るためにホワイトやアンバー色の開発を加速し、車載用途および民生用途 へ展開していきます。

以  上