お知らせ
2022.04.25

【受賞】広汽三菱汽車有限公司様より「优质合作奖(優質協力賞)」

当社の連結子会社である日精儀器科技(上海)有限公司は、4月20日にオンライン開催された広汽三菱汽車有限公司様による2022年サプライヤー年会において、「優質協力賞」(※1)を受賞しました。
(※1:受賞の中国語名:「优质合作奖」)

「優質協力賞」は当社グループ含め10社が受賞しました。尚、今回の受賞は、品質に対する評価が“Aランク”と高く優れていたことと、コロナ禍においても安定供給の責任を果たしたことが評価されたものと受けとめております。世界的に半導体部品の逼迫やサプライチェーンが混乱するなかでも、日本精機グループはお客様(広汽三菱汽車)の生産に必要な部品数量を安全な水準で維持・確保しました。

販売拠点である日精儀器科技(上海)有限公司の棚橋延公 総経理は、「この度は表彰頂き誠に光栄です。コロナ禍においても引き続き当社グループの中国製造拠点と連携し、お客様の期待に応えられるように取り組んでまいります。」と述べました。また、製造拠点である日精儀器武漢有限公司の割田晋 総経理は、従業員に対して「日頃の生産活動、品質向上活動の成果が認められ、広汽三菱汽車様から栄誉ある授賞を頂きました。皆さんの日頃の努力のお陰です。感謝申し上げます。今後も引き続き“ナンバーワンの改善工場”を目指し、ものづくり活動推進をお願いいたします。」と述べました。

私たち日本精機グループは、これからもお客様の活動を積極的にサポートし、お客様の更なる発展に貢献できるよう努めてまいります。

お知らせ
2022.04.20

プログラミング・スクール『p.g.camp』体験会/報道メディア様にご紹介いただきました

 4月19日に、報道メディア様をお招きし、子どもたちの体験する様子を通じて、プログラミング・スクール『p.g.camp』をご紹介させて頂きました。

 コロナ禍のなか、新たな取り組みとして、日本精機グループのサービス事業領域を担う関係会社に於いても「アイデアコンテスト」が執り行われ、㈱NS・コンピュータサービスのアイデアに、文部科学省が推進するGIGAスクール構想(生徒一人一人に情報端末を付与し、IT教育を推進)に基づく地域人財育成“プログラミング教室開校”の案がありました。2020年度の優秀賞に選出され、それ以降(約1年間)、組織を越えたプロジェクトチームが結成され、2022年4月1日に開校するまでに至ります。

 体験・メディア内覧会の当日は、多数の報道メディアの方々から、参加した子どもたちに対して「今日は、どんなことをしましたか?」「楽しかったですか?難しかった?」等の問いかけに、「楽しかった!意外に簡単だった!」という明るい応えがありました。また、プロジェクトメンバーに対しては、「このスクールの特長は何ですか?」「スクール開校の準備にあたって、どのような苦労がありましたか?」といった質問に、真摯にお応えさせて頂きました。
【報道記事関連Link】
◇日本経済新聞社
日本精機系、子ども向けプログラミングスクール: 日本経済新聞 (nikkei.com)
◇FMながおか
今までにないプログラミングスクールが長岡市今朝白DNビル4階にオープン! | 思いつきで更新!FMながおか日記 (fmnagaoka.com)
(※閲覧には 期限があることをご承知おきください。)

【関連Link】
◆『p.g.camp』Website ➡ https://www.p-g-camp.com/
◆日本精機 ニュースリリース
日本精機株式会社|ニュース|プログラミング・スクール『p.g.camp』開校 ~アイデアコンテスト発の地域人財育成事業/ 文科省「GIGAスクール構想」に必要なITスキルを、地元の子どもたちへ! (nippon-seiki.co.jp)
◆NS・コンピュータサービス ニュースリリース
プログラミング教室「p.g.camp」開校のお知らせ

お知らせ
2022.04.11

テレビ東京・BSテレ東「Newsモーニングサテライト/輝く!ニッポンのキラ星」において、日本精機が紹介されました

テレビ東京・BSテレ東「Newsモーニングサテライト/輝く!ニッポンのキラ星」のコーナーより、当社・日本精機が取材を受け、4月11日の番組内にて放送いただきました。ヘッドアップディスプレイ搭載・使用による有益性(交通事故防止、安全運転への寄与貢献)や、開発に纏わるインタビューのシーンを中心に紹介されています。

【番組】 テレビ東京・BSテレ東:「Newsモーニングサテライト」内、『輝く!ニッポンのキラ星』のコーナー
【放送】 2022年4月11日 05時45分~07時05分の番組内
【テレビ東京・BSテレ東:公式サイト】https://www.tv-tokyo.co.jp/
【Newsモーニングサテライト:番組サイト】
https://www.tv-tokyo.co.jp/mv/nms/special/post_249532/
https://www.tv-tokyo.co.jp/broad_tvtokyo/program/detail/202204/14918_202204110545.html
(※閲覧には 期限があることをご承知おきください。)




取材・撮影の様子:ヘッドアップディスプレイ=HUD開発者インタビュー/HUD設計の現場/ヘルメットへのHUD装備/HUD搭載技術紹介

【番組内コーナーの関連ニュースLink】『CO2 Lamp』CO2濃度測定器/サッカー・アルビレックス新潟Ver.
日本精機株式会社|ニュース|にいがた活性パートナー『アルビレックス新潟レディース』へ「CO2 LampアルビVer」寄贈&商品提供 ~シーズン後半ホーム開幕戦は、スタジアムでの販売サポート (nippon-seiki.co.jp)

ニュースリリース
2022.04.07

インド・ハリヤーナー州グルガオンに、バイク メーターの設計会社を設立 ~現地での設計開発機能を充実し、更なるバイク需要拡大に対応強化

 当社は、インドにおける更なるバイク需要拡大を見据え、インド国内での設計開発機能を充実させるべく、設計会社「エヌエス インディア デザイン アンド トレーディング社/NS India Design & Trading Private Ltd.」をインド・ハリヤーナー州グルガオンに設立いたしました。
 2022年3月31日付で会社登記が完了。資本金は3,000万ルピー(約4,800万円)を予定し、当社 および「タイ-ニッポンセイキ社/Thai Nippon Seiki Co., Ltd.」の2社が出資する計画です。諸手続きを経たのちに、2022年6月の開業を予定しています。

 当社は、2001年に「ジェイ エヌエス インスツルメンツ社/JNS Instruments Ltd.」へ資本参加(関連会社)、2012年に「エヌエス インスツルメンツ インディア社/NS Instruments India Private Ltd.」(連結子会社)を設立し、車載部品事業(主に、車載計器の製造・販売)を展開しています。エヌエス インディア デザイン アンド トレーディング社は、日本精機グループとしてインドで3社目となりますが、バイクのメーター設計業務を担う会社は今回が初となります。

 今後、世界のバイク市場はインドを中心に伸長が見込まれています。更なる需要拡大の期待が高いインドにおいては、進出している日系バイクメーカーおよび現地バイクメーカーより、インド国内における設計機能の充実と拡張が期待されております。日本精機グループは、お客様のニーズに応え、顧客へのパフォーマンス・顧客満足度を高めつつ、設計の効率化や現地化によるコスト競争力向上を企図します。

 なお、設計会社の概要/予定は、以下の通りとなります。

 社名  NS India Design & Trading Private Ltd.(エヌエス インディア デザイン アンド トレーディング社)
 会社設立  会社登記 2022年3月31日
 所在地  インド ハリヤーナー州 グルガオン
 資本金  3,000万ルピー(約4,800万円)
 出資比率  日本精機 99%、タイ-ニッポンセイキ社 1%
 事業内容  主に、車載計器の設計業務
 社長  河原 進作(エヌエス インスツルメンツ インディア社 社長)

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2022.04.05

新潟マツダ『上越店』の地鎮祭を執り行いました ~新世代型店舗“黒マツダ”ショールーム&サービス工場に、デザイン・レイアウト刷新へ

当社の連結子会社である新潟マツダ自動車株式会社(本社:新潟県新潟市、社長:横田 和彦)は、『上越店』(新潟県上越市土橋)を新世代型店舗“黒マツダ”と呼ばれる黒を基調としたデザインのショールーム・サービス工場へ新築することといたしました。
これにより新潟県内16ある店舗の内、3つが新世代型店舗に生まれ変わることとなります。

新潟マツダ『上越店』地鎮祭を、4月5日に執り行い、本格的に開始される建設工事の安全を祈願しました。
【新店舗:建設予定概要】
名称: 新潟マツダ『上越店』
所在: 新潟県上越市土橋783-5
規模: ショールーム 約620㎡、キャノピー(エントランス庇) 約280㎡、サービス工場 約730㎡
予定: 着工 2022年4月、竣工 2022年11月、グランドオープン2023年1月(予定)
※解体~建設工事期間中は、隣接地の仮店舗において営業します。



写真:日本精機 佐藤浩一 社長
 
日本精機グループは、カーディーラー事業領域での成長・発展も考え、CASE時代に大変革を迎えようとしているカーディーラーの事業・業態を進化させようとしております。そして、地域社会と関わりの中で“Well-being”(幸福)なカーライフを、お客様一人ひとりに提案・提供してまいります。

【参考写真/新潟マツダ「堀之内店」“黒マツダ”新世代型店舗(新潟市中央区)】

ニュースリリース
2022.04.04

プログラミング・スクール『p.g.camp』開校 ~アイデアコンテスト発の地域人財育成事業/ 文科省「GIGAスクール構想」に必要なITスキルを、地元の子どもたちへ!

当社の連結子会社である株式会社NS・コンピュータサービス(本社:新潟県長岡市、社長:佐々木 修)は、地元の長岡市(長岡駅前の「長岡DNビル」内)でプログラミング・スクール『p.g.camp』(ピー・ジー・キャンプ)を4月1日より開校しました。このスクール名には 「p:proceed(進む)」+「g:grow(育てる)」+「camp:教育施設」 の意味が込められ、『自らの力で前に進む子どもを育てる』という開校の理念があります

当スクールの特長は、① 現役の若手ITエンジニアを講師として、子どもたちのプログラミング的思考力を育成すること、② 充実した教育環境(次世代ロボットやロボット作成キットを設置して知的好奇心をくすぐります)、③ 安心安全で利便性の良い通塾環境(駅前ビルで駐車場有り。入退室のカメラによる認証システムと、その情報を保護者にメール・リアルタイム連絡します)が挙げられます。

NS・コンピュータサービスは、文部科学省の推し進める「GIGAスクール構想(GIGA: Global and Innovation Gateway for All/全ての児童・生徒にグローバルで革新的な入口を)」の取り組みを、地域行政と共に、新しい教育環境の提供という形で担ってまいりました。このたびのプログラミング・スクール開校は、ICT(Information and Communication Technology/情報通信技術)を活用した子どもたちへのITスキル習得の場、IT技術者のタマゴを育成し地域社会のIT産業活性化を企図するものです。当社グループとしては、当該スクールの先に“教育コンテンツ事業”への事業領域拡大も見据えています。
 
▶【Website Link】https://www.p-g-camp.com

【プログラミング・スクール『p.g.camp』教室内レイアウト:▲】

このプログラミング・スクールは、2020年度に初開催した「新規サービス・アイデアコンテスト」において、優秀アイデアと選抜されたビジネス企画を、“カタチ”に具現化したものです。日本精機グループのサービス領域事業を担う「㈱NS・コンピュータサービス」(IT領域)と「日精サービス㈱」(流通/食品リテール/広告デザイン/保険コンザル 領域)の両社が“地域社会の課題を解決するアイデア”を全社員に募り、応募総数 約200件の中から選ばれました。

日本精機グループは、2020年度に新中期経営計画を策定し、2021年度より「Facing the future 『Challenge & Change』 for 2030/将来に向かって、変化を恐れずにチャレンジする」という経営ビジョンを掲げました。当社グループが更なる持続的成長を遂げていく為には、既存事業の延長線上で拡大するだけでなく、中長期目線での社会変化を意識したビジネス戦略と併せ、現在取り組むテーマ・課題を考えて、活動を実行・実践して行かなければなりません。
 当社は、サービス事業領域での成長・発展も考え、そして、チャレンジ精神旺盛な企業文化をより一層醸成し、将来の日本精機グループを牽引する中堅・若手社員からの斬新なアイデアを募る、「新規サービス・アイデアコンテスト」を2020年度より立ち上げました。未来の環境変化(ニーズ)を的確に捉え、当社グループのシーズを活かしながら社会/地域課題のソリューション(解決)を図る、新たな価値を創造する取り組みとして位置付けています。すべての社員の自由なアイデア、その実現に向けたチャレンジを、日本精機グループが全面的/全社的にフォロー・サポートしていきます。

わたしたち日本精機グループで働く従業員が、志を高く抱き、自らの成長を実感する活動ができるよう取り組み、そして、新たな価値創造の事業機会やイノベーションを更に創出することを目指し、地域社会の発展に貢献してまいります。

【関連Link】
◇『p.g.camp』Website:https://www.p-g-camp.com
◇NS・コンピュータサービス『p.g.camp』開校 News:https://nscs.jp/news/?itemid=102&dispmid=577&TabModule1612=0

ニュースリリース
2022.04.01

長岡造形大学へ、カーシェア・サービスをご提供 ~カーステーション新潟による、学生への新しい生活提案/CASE時代、クルマをリーズナブルにサブスクでシェア

当社の連結子会社である株式会社カーステーション新潟(本社:新潟県長岡市、社長:金子喜彦)と、地元長岡市の公立大学法人 長岡造形大学は、カーシェアリング サービスを4月1日より導入・スタートいたしました。

【背景と目的】
 長岡造形大学では、新潟県外出身の学生が約8割を占め、新潟県内出身者を加えた全体の9割近い学生が親元を離れて大学生活を送っています。また、商業施設等に隣接する立地環境の利便性から、徒歩・自転車圏内で生活を完結している学生が多く、自家用車を所有している学生は多くありません。よって、大学近隣以外の地域環境に触れる機会があまり持てないまま卒業していく学生も少なくない状況となっています。
 新型コロナウイルス感染禍の下、さまざまな負担を強いられている学生たちの貴重な大学生活が少しでも充実することを願い、カーシェアリング サービスを、大学近隣に位置する ㈱カーステーション新潟「ココセレクト長岡店」に於いて実施することといたしました。指定車が乗り放題の、サブスクリクション サービスです。

 4月1日には、「ココセレクト(COCO SELECT)長岡店」に於いて、記念セレモニーが、長岡造形大学の学生支援部 長谷川克義 部長、星野雄一 課長、学生を代表して中山創意 様をお招きして執り行われました。
 カーステーション新潟 金子喜彦 社長は、このたびのサービス実現について「コロナ禍で、思い描いていた折角のキャンパスライフが、不便で、窮屈なものになっていると拝察しています。私どものカーシェアリング サービスによって、ドライブを楽しんで、仲間との思い出をたくさん創って、そして地元 長岡の良さを体感して頂ければと思っております」との想いを述べました。

記念テープカット(↑)
左からカーステーション新潟 金子社長/長岡造形大学 学生支援部 長谷川部長、学生代表 中山様、星野課長/ココセレクト長岡 池津店長

カーステーション新潟 金子社長よりご挨拶させて頂きました(↑)

学生の中山様は「このサービスで学生生活を一層充実させることが出来そうです」といった取材の受け答えをされていました(↑)

日本精機グループは、2020年度に新中期経営計画を策定し、2021年度より「Facing the future 『Challenge & Change』 for 2030/将来に向かって、変化を恐れずにチャレンジする」という経営ビジョンを掲げました。当社グループが更なる持続的成長を遂げていく為には、既存事業の延長線上で拡大するだけでなく、中長期目線での社会変化を意識したビジネス戦略と併せ、現在取り組むテーマ・課題を考えて、活動を実行・実践して行かなければなりません。

当社は、サービス・ディーラー・リテール事業領域での成長・発展も考え、そして、チャレンジ精神旺盛な企業文化をより一層醸成し、将来の日本精機グループを牽引する中堅・若手社員からの斬新なアイデアを具現化しようと試みています。CASE時代に大変革を迎えようとしているカーディーラー業態を進化させる一助として、このたびの“大学生向けカーシェアリング サービス”を企画、実現いたしました。地域社会と関わりの中で“Well-being”(幸福)なカーライフを、提案・提供してまいります。

わたしたち日本精機グループで働く従業員が、志(モチベーション)を高く抱き、自らの成長を実感する活動/イノベーション/社会課題の解決ができるよう取り組んでまいります。そして、新たな価値創造の機会を更に創出することを目指し、地域社会の発展に貢献してまいります。

【関連Link】
サブスクで学生支援! 大学が“食・交通”の定額制サービス開始「生活の基盤整えて」【新潟】 (22/04/01 19:17) – YouTube

昼食や車利用、長岡造形大サブスク | 新潟日報デジタルプラス (niigata-nippo.co.jp)
(※閲覧には期限があることをご承知おきください。)

お知らせ
2022.04.01

2022年度 新入社員への社長メッセージ

当社・日本精機は、4月1日、17名の新入社員を迎えました。
社長の佐藤浩一による、新入社員へのメッセージを、以下の通りお知らせします。

<はじめに>
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
マスク越しではありますが、皆さんの精悍な、凛とした表情を拝見し、とても嬉しく、頼もしく感じます。必ず将来、成長して日本精機を支える人財と確信しました。日本精機に入社して頂いたことに感謝いたします。

<変革期におけるチャレンジ>
 私たち日本精機グループが軸足を置く自動車業界は100年に一度といわれる大きな技術とビジネス変革期の真只中にいます。いわゆる“CASE”のインパクトです。CASEの「C」はコネックテッド・つながるクルマ、「A」はオートノマス・自動運転技術、「S」はシェアード サービス・自動車の共有、最後の「E」はエレクトリック・電動化です。地球環境保護と併せて持続可能な社会を実現するため、カーボンフリーを目指した取り組みも加速しています。
 このような激しい変革期に会って企業として健全に成長しながら生き残るのは難しい事ですが、逆に大きなチャンスでもあります。
「クルマが外部と繋がると、メーターやヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)が果たす役割はどう変わる?」「自動運転車に、どのようなセンサーが必要になる?」「シェアードサービスでは、どの機能がクルマに備われば便利になる?」「電気自動車用にメーター・HUDの軽量・省電力化はどこまで追求できる?」など、ビジネスを拡げるチャンスは無限にあります。
 この変革期を「困った、面倒だ」とネガティブに捉えるか、今だからこそチャンスと捉えて新しい取り組みにチャレンジするかは、皆さんも含めた我々次第です。勿論、私たちはチャレンジの道を選びます。

 また、CASEによる大変革と併せて、新型コロナウイルスの影響も押し寄せています。
 これまで、従業員の集団感染、クラスターは発生させず、全従業員の協力のもと感染拡大防止に注意して、生産停止を免れてきました。今は世界中でワクチン接種が進み、景気の回復局面ですが、急速な需要の回復に対して、物流や半導体部品などの供給が追い付いていません。その結果、日本精機グループも、部品の調達が難しくなったり、物流や部品のコストが高騰したり、自動車メーカーの生産計画見直しの影響を受けるなど、厳しい経営状況です。
 しかし、私たちはこれらの困難に逃げることなく、全社一丸となって対策に取り組んでいます。これらの困難は、「売上減少」あるいは「コスト増」といった収益にネガティブなインパクトを与えるものですが、私たちは「筋肉質な企業体質への変革」を促し、売上が減っても、輸送費が掛かっても、半導体部品コストが掛かっても、「利益をしっかりと出す仕事のやり方」に会社を変えています。
 この企業改革は、新技術の開発やビジネス革新とは違った意味でのチャレンジです。ぜひ皆さんの新しい感性で、斬新なアイディアを出して頂き、一緒に、そして地道にチャレンジしてください。アフターコロナには期待せずに、自力でこの難局を乗り越えましょう。

 また、最近では、ウクライナ状勢、中国のゼロコロナ政策などに代表される「地政学的リスク」が多方面で顕在化しています。これも私たちにとって、ネガティブインパクトです。例えば、ウクライナで生産されている自動車部品の電気ケーブルが生産できず、ドイツの自動車メーカーの生産がストップし、日本精機のHUD生産も落ち込むといった事象が現実に起きています。
 グローバルでビジネスを行う上で、地政学的リスクを分析する必要が出てきていますので、皆さんも、地政学的リスクが仕事に直結するという意識を持って、世界の情勢をよくウォッチしていただきたいと思います。

<求められる姿勢>
 私から、皆さんに3つのお願いがあります。
 1つ目は、考え方や個性など各自の多様性を大事にして欲しいということです。
方針が決まって、やることが決まれば、一丸となって取り組むことは重要ですが、そこに至るまでには各自に色々な考え方やアイディアがあるはずです。それをしっかりと主張し、お互いを尊重して議論し、納得して最善な方策に辿り着いてください。議論や納得感の無い画一性は危険です。色々な考え方やアイディアがあればあるほど、会社は強くなります。

 2つ目は、積極的に何でも先輩に聞いてください。
 三年間は何を聞いても許されます。ただし、過去を冷静に疑いながら聞いてください。これまで話したように、技術の面でも、仕事のやり方の面でも、大きな変革期の真只中です。過去のやり方が正しい保証はありませんし、過去のやり方にしがみついていては沈没します。先輩を尊敬しながら仕事のやり方を質問し、そのやり方が本当に良いのか冷静に考え、提案してください。
 
 3つ目は チャレンジ精神です。
 経営計画には、「意識改革6か条」として行動指針を入れてありますが、その中でも新入社員の皆さんには、特に、色んなことに対する積極的なチャレンジをお願いします。一人ひとりのチャレンジが会社を元気づけます。今は、技術も仕事のやり方も、チャレンジの時です。皆さんが失敗しても責めることはありませんから、安心してください。チャレンジする人を高く評価する仕組みが導入されています。

 繰り返しになりますが、「多様性の尊重」、「積極的な質問」、「チャレンジ精神」の3つをお願いします。

<最後に>
入社式に、敢えて暗い話もさせて頂きましたが、皆さんの前途は間違いなく明るいと確信します。日本精機は、遣り甲斐がある、チャレンジできる会社です。苦しくても前向きに、元気よく、笑顔で、一緒に日本精機の新しい未来を築いていきましょう。

本日申し上げた「3つのお願い」を念頭に、日々精進していただきたいと思います。
皆さんの成長が、日本精機の発展につながることを期待し、私の挨拶とさせていただきます。