ニュースリリース
2018.11.13

高周波数対応3軸MEMS振動センサーを開発

 日本精機株式会社(本社:新潟県長岡市、社長:佐藤 守人)は、独自のセンサーパッケージング技術を採用し、高周波数に対応する防水・防塵・防爆型の3軸MEMS振動センサー「VI-2」を開発しました。本センサーは、8KHzまでの高周波数帯域の振動測定に対応しています。これにより、プラントや工場で使われる回転機やポンプ等のメンテナンスにおいて、より早い段階での設備異常の発見が可能になります。

 当社は2017年より、保守・保全向け遠隔監視システム「SMASH」(※1)を販売しております。SMASHは、主にプラント向け設備の保守・保全を目的に、高信頼のセンサー技術を核とした、センサーからサーバーまでを一つのパッケージとして提供するトータルソリューションです。設備の状況を把握し、点検作業の効率化や設備異常の早期発見を支援します。また、従来、センサーやネットワーク、サーバーなどの各要素を組み合わせて構築しなければならなかったIoTシステムをワンパッケージで提供し、設置から運用が手軽に行えるシステムとしています。

 振動センサー「VI-2」は、SMASHに使われている振動センサー「VI-1」の上位品として位置付けられ、SMASHに組み入れて使用することができます。また、防爆認証取得済みの「VI-1」同様、防爆国際規格IECEx(※2)および防爆国内規格の認証を取得予定です。

 プラント等における保守・保全業務において、SMASHのようなソリューションを利用することで業務効率を高めていくことが求められております。振動センサーのラインナップを充実させることにより、お客様の幅広いニーズに応えることが可能になります。

 当社は「見えないものを見えるようにする」ことを顧客提供価値として大切にしており、SMASHを中心としたセンサーソリューションを更に進化・充実させ、各種現場で何が起こっているのかを見えるようにし、社会繁栄の貢献に努めてまいります。
→SMASH製品サイトはこちら

※1 SMASH = (スマッシュ) Smart Sharing System
※2 IECEx = 爆発性雰囲気内で使用される機器の安全性維持を目的とする
電気機器の分野における国際的な規格認証制度


■主な仕様

センサ方式 MEMS IC
測定軸数 3軸 (X,Y,Z方向)
測定周波数 10~8000Hz(X,Y方向), 10~5100Hz(Z方向)
測定加速度 ±7.5G
分解能 0.0625G
測定誤差 ±5%F.S.
保護等級 IP67
防爆仕様 本質安全防爆 Ex icⅡBT4 Gc
(センサーモジュールとの組合せによる)

※製品仕様は予告なく変更する場合があります。


以  上

ニュースリリース
2018.11.07

ポーランド設計開発機能の強化・拡充

日本精機株式会社(本社:新潟県長岡市、代表取締役社長:佐藤守人)の連結子会社で、欧州において四輪車、二輪車用計器等の販売・設計開発を手掛けるニッポンセイキヨーロッパ社は、欧州におけるさらなるビジネス拡大を図るため、ポーランド・グダニスク市の設計開発事務所を2018年11月5日、同市内の別事務所に移転いたしました。

欧州での設計開発は、ドイツ、イギリス、ポーランドの3ヶ国で行っておりますが、ポーランドのグダニスク事務所を業務スペース拡充の目的で移転し、同国における設計開発者を増員する準備を整えました。グダニスク事務所を中心とした設計能力(中でもソフトウェア開発)を拡充し、コスト競争力と開発体制の強化を図ります。

技術面で複雑化してきている顧客要望に応え、現地での迅速な開発と製品化を実現することで、車載計器・HUD事業の拡大と顧客サービスの向上に取り組んでまいります。


<ニッポンセイキヨーロッパ社の概要>

社 名 ニッポンセイキヨーロッパ社
(Nippon Seiki (Europe)B.V.)
設 立 2002年12月
所在地 オランダ 北ホラント州
資本金 350千ユーロ(2018年3月31日時点)
従業員数 155人(2018年3月31日時点)
社長 ステファン ポール


以 上

IRトピックス
2018.11.06

2019年3月期第2四半期決算発表

詳しくは、PDFファイルをご覧下さい。
2019年3月期第2四半期決算短信(278 KB)